小包を国際郵便で送りたい!書き方を教えて!
国際郵便の宛名の書き方は、ローマ字で書いたり日本とは順番が違ったり、なれていない人にとってわかりにくいですよね。
書き方を調べて手書きして郵便局に持っていけば大丈夫と考えている人は要注が必要。
これまでの情報は古くなっています。
今の国際郵便は、荷物を送る時は手書きした郵便物は受け付けてもらえない可能性が高いんです。
えっ、なんで!?
じつは、国際郵便の発送方法は世界的に変わってきています。
この記事では、基本的な国際郵便の宛名の書き方と、重要な最新の国際郵便の変化についてわかりやすくお伝えしますね!
国際郵便の宛名の書き方(住所・名前・郵便番号)
ここでは国際郵便の基本的な書き方、宛名や差出人の住所や名前などついてご紹介します。
国際郵便の書き方は以下のとおりです。
この段数は目安で、大事なのは記入する順番です。
日本での書き方とは逆の順番になることを押さえればOKです♪
では、内容について細かく見てみましょう!
①国際郵便の宛名の住所・名前・郵便番号・国名の書き方
宛名の書き方は以下の内容です。
相手先の氏名・住所は中央~右側あたりに大きめに書く
To に続けて、
・1段目…相手の氏名
(男性は”Mr.”女性は”Ms.”の敬称ですがなくても届きます)
・2段目…住所
番地の番号→丁・町村名、市(州名)
・3段目…都市・都道府県名
・4段目…郵便番号・国名(英字表記)
番地の番号→丁・町村名、市(州名)→都市・都道府県名→郵便番号・国名
の順番に記入します。
②国際郵便の差出人の住所・名前・郵便番号・国名の書き方
差出人(自分)の書き方は以下の内容です。
自分の情報は左上に小さめに書く
From に続けて、
・1段目…自分の氏名
・2段目…住所
番地の番号→丁・町村名、市(州名)
・3段目…都市・都道府県名
・4段目…郵便番号、国名(Japanなど英語表記)
こちらも宛名の書き方と同じで、
番地の番号 → 丁・町村名、市(州名) → 都市・都道府県名→ 郵便番号・国名
の順番に記入します。
国際郵便の書き方 ③切手 ④AIR MAIL(航空便指定の表記)記載
画像のように、
切手は右上、左下には『AIR MAIL』の表示を青か黒でわかりやすく記載します。
以上が基本的な国際郵便(エアーメール)の書き方になります。
では、続いて最新の国際郵便の手書きがNGな理由について解説しますね!
手書きでは国際郵便で荷物が送れない?通関電子データとは?理由と国名一覧
最初にもふれましたが、最新の国際郵便ではEMSラベルを含む手書きの宛名では郵便物を発送してくれない可能性が高いです。
その理由は、世界の動きとして国際郵便を送る際に通関電子データの送信が必要になってきているからです。
え?通関…?電子データってなに?
よくわかりませんよんね。通関電子データは以下のものですよー。
差出人や受取人や住所・氏名・内容品などの情報をデータ化したもの。
通関…貨物の輸出入をしようとするものが法廷の手続きをへて税関を通過すること。
ざっくりというと輸出による税金等の不正がないかなどの記録を残したいということなんです。
だから、国際郵便で送る物品の情報をデータ化して残すようになってきているんですよね。
EMSラベル等の手書きではデータ化ができません。
なので、内容が不十分として発送が遅れたり返送されたして届かない場合があるんです…。
もし、手書きラベルで物品を海外に送っても、通関電子データを送信しなかったことで遅延や返送などがあった場合は料金は返還されません。
ひぇ~手書きは厳しくなってるのね。
国際郵便の通関電子データの対象になる荷物の種別は?
通関電子データは物品を送る時のルールです。
なので、手紙やハガキだけの発送は関係ありません。
通関電子データの対象となる種別は以下のとおりです。
- 通関電子データの対象となる種別
- EMS(物品)、国際小包、小型包装物、国際eパケット、国際eパケットライト
※記録扱いではない小形包装物も対象になります。(2021年1月~)
通関電子データ化が必須!手書きラベルでは国際郵便を送れない国と地域一覧
世界ではすでに国際郵便を送れない国や地域が多数あります。
- 手書きラベルでは国際郵便を送れない国と地域一覧
- アイスランド、アイルランド、アゼルバイジャン、アルバニア、アルメニア、アンドラ、イタリア、ウクライナ、ウズベキスタン、イギリス(英国)、エストニア、オーストリア、オランダ、ガーンジー、カザフスタン、ガドループ、北マケドニア、キプロス、ギリシャ、キルギス、グリーンランド、クロアチア、コンボ、サンマリノ、ジブラルタル、ジャージー、ジョージア、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、セルビア、タジキスタン、チェコ、デンマーク、ドイツ、トルクメニスタン、南極におけるフランスの地域、ノルウェー、バチカン、ハンガリー、フィンランド、フェロー島、仏領ギアナ、フランス、ブルガリア、ベラルーシ、アメリカ(米国)、ベルギー、ポーランド、ボストニア・ヘルツェゴビナ、ポルトガル、マルタ、マルチニーク、マン島、モナコ、モルドバ、モンテネグロ、ラトビア、リトアニア、リヒテンシュタイン、ルーマニア、ルクセンブルク、レユニオン、ロシア
など
その他、韓国では2022年7月1日から通関電子データの要求強化。
数多くの国が通関電子データが必要となっており、今後も拡大していくことが予想されます。
また、手書きでは国際郵便を送れない国一覧に入っていなくても郵便局では断られるというケースもあります。
今後はじょじょに手書きラベルは使用しない流れになってきています。
今から通関電子データの書き方と発送方法を覚えておくとよいでしょう。
そっか、手書きは電子データじゃないからダメなんだね!でも電子データはどうやるの?
通関電子データ化できる最新の国際郵便の書き方をご紹介しますね!
通関電子データ化できる国際郵便は国際郵便マイページサービスで作成する
通関電子データ化して国際郵便を送る方法は、国際郵便マイページサービスを使用します!
これにはスマホかパソコンのいずれかが必要になります。
- 国際郵便マイページサービスは登録料やサービス利用料は無料
- 発送の送料は通常通りかかる
国際郵便マイページサービスの利用方法は、以下のような流れです。
- 国際郵便マイページサービスの会員情報を登録する
- 宛先情報(発送先)を登録する
- 発送物の内容を登録する
- 発送関連情報を登録する
- 内容を確認して完了!
- 郵便局でラベルを印刷し物品にラベルを貼って発送する
ややこしく感じるかもしれませんが、手書きしていた情報を、スマホやパソコンで登録するだけ。①②は最初だけ登録すればその後は③~⑥だけで大丈夫です!
詳しい登録方法はこちらで画像多めでわかりやすく解説しています。
国際郵便の宛名の書き方と荷物発送の通関電子データ化について最新情報まとめ
国際郵便で手紙やはがきなどを送る場合は、住所や名前は右下が受取人(相手)左上が差出人(自分)。
番地の番号→丁・町村名、市(州名)→都市・都道府県名→郵便番号・国名(英字表記)など書き方は日本と逆でしたね!
国際郵便で物品を送る時は、通関電子データ化が必要になってきていました。
国際郵便マイサービスに登録してラベルを作成して郵便局で印刷すると通関電子データ化での発送が可能です。
色々なことが電子化されていますが登録や使い方はそれほど難しくありません。
サクッと覚えて使えるようになりましょうね~♪